小ネタ書き散らし用。


by SSS-in-Black

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【And go on】

幼いころ 夢見てた
虹のふもとの宝を探して
雨が降る度 小さな部屋の中から空を仰いでいた

風に雲は流されて
淡い花びらが幾枚も散って
命を浮かべた水たまりは青に染まる

そして僕は旅に出たんだ
地図もコンパスも無い冒険に

見たことのないキレイなもの
その手に掴める時が来るまで

雨と太陽の魔法に 長い間憧れ続けてた
とどかないそれを どうしても
“マボロシ”だと信じたくなかった

影は揺らぎ長くなり
夕立の跡 静けさの中で
ほら また虹を探して悲しい夢を見る

それでも僕は旅に出るんだ
宝のありかへ駆ける自転車
道を往く人々は
誰も気にとめない空に架る橋

止まることを忘れて
そこまで夢中になれるものが 貴方にあるならば
きっと虹を越えられるさ

そして僕は旅に出るんだ
地図もコンパスも何も無いけど
魂の火が燃え続ける限り 僕は走り続けよう

見たことのないキレイなもの この手に掴める時を目指して




+ + + + +

詩をお蔵出ししてみよう第一弾。
これは数日前のものですね、最近。
タイトルは文化祭のテーマを使わせていただきました。
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by SSS-in-Black | 2006-09-19 22:26 | 【etc.】

【夢色FlowER】

夢を追いかけてる You and me in the crowd.
時が経つ度薄れてく 現実に邪魔されて

硝子色の瞳 映す世界は灰色の街
やがて色を失ってゆく そしていつか崩れてゆく
世の中に触れる度 消滅する希望と願望
幻想を抱き続ける? …それには耐えられない

道端に咲く花 その一輪だけが息をして
アワい想いを夢にみる
それが叶うと信じて

流れ逝く世界に
君だけは抱いていてほしい
何時かその掌に きっと 語り合った夢を掴んで

別れの時はもう
僕ら思うより 近くにあって
少し先の未来さえ お互い知ることなくても
どうか忘れないで 灰色の街で過ごした日々

人混みの中 生き抜いて
咲き誇れ君だけの花




+ + + + +

詩をお蔵出ししてみよう第二弾。
これは今年の三月ごろに完成したものです。
実は枠組み自体はかなり前にあったんですがねー。

ちなみに『FlowER』。
なんとなく『Flow(流れる、流れ)』に『er』をつけたように見えまして。
流れ者というか、人は皆流れ者なのかな、と思いつつ。
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by SSS-in-Black | 2006-09-19 22:25 | 【etc.】

【Connection】

まるでクモの巣のように 張り巡らされた電線
君と僕とを繋ぐ 儚いコネクション

友情も愛も全て 電気信号と化してる
『別におかしくない』と言った君は壊れた

無機な文字列で伝える絆 電話で囁く愛の言葉
ずっと昔は隣にいた あなたは世界の裏側に

遠距離恋愛とか だいぶ楽になったんじゃない?
心配は浮気だけ…かなり脆くなったね
二人の距離が遠くても コトバはそばにいるのさ

『ありがと』も
『さよなら』も
すぐ隣にいるのさ




+ + + + +

詩をお蔵出ししてみよう第四弾。
携帯電話というか連絡網の恐怖とか。
やはり昨年十月暮れのやつです。
ポルノに触発されたのか、言葉の量が多いわけでして。

ちなみに詩中の『だいぶ』は掲載にあたり訂正しました。
漢字だと『大分』ですが…『おおいた』に読めるわけでしてorz
おおいたらくになったんじゃなーい?
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by SSS-in-Black | 2006-09-19 22:25 | 【etc.】

【START】

離れていくふたり 気付かぬふりをして
繋いだ手も冷たく感じる 十一月のRiverSide

流れる水面はどこまでも透明で
思い出を流してしまえれば どんなに心安らぐだろう…

きっかけが欲しいだけなの ふたりともそうなんだ
最後のキーワードが解れば
さよならと…言える気がする

静かにはねた小石
波紋をおこしては どこかでふつりと消えてしまう
…なかったことになるのはシアワセ?

ぬくもりも感じられない 寄り添いあう背中
いっそこのまま 幸福なまま
Pass Away…いなくなりたいの

苦しすぎるだけなら いっそ解放されたいよ
繰り返される愛のない言葉
I need real love and kiss...

きっかけが欲しいだけなの ふたりともそうなんだ
最後のKeyWordが解れば
さよならと…冬が舞い降りる




+ + + + +

詩をお蔵出ししてみよう第五弾。
十月終わり、昨年の、そのあたりの。
失恋つーかなんつーか、別れ話? みたいな、こーゆーのも好きです。
…好きなんですよ?
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by SSS-in-Black | 2006-09-19 22:25 | 【etc.】

【Currents】

春が過ぎ 夏が行き
秋が去って 冬舞い降りて
変わらず 流れていく月日

少し寂しさを残しながら
旅人はいく 明日へ
望むもの掴むためだけに

喜びも悲しみも連れていく
醜い心の歪みさえも

街は焼けて 民は苦しみ
炎渦巻く世界の中
英雄を追う者がいた

運命は定めを外れ
軋みながら動いていく
物語を紡ぎながら

揺らぐ遠い景色 いつまでも掴めずに
散り逝く夢の欠片

それでも 旅人は歩み続ける
その胸に 未来[キボウ]を抱く限り




+ + + + +

詩をお蔵出ししてみよう第六弾。
昨年度十月暮れ、幻水にどっぷりだった頃かと。
実はタイトルも同ゲームの曲からもらっているという事実。
そしてなつかしの初代交換絵日記ノートに晒した記憶もちらほら。
なつかし。
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by SSS-in-Black | 2006-09-19 22:25 | 【etc.】

【CROW】

黄昏に舞い飛べ
黒き翼を強く打ち
世間を見下ろしながら
雑踏の上をゆく君はCROW

つまらない 繰り返しの毎日が
リピートされていくような
ツマラナイ錯覚に
また陥って Fall-down.

明日に期待するのは疲レタヨ…
どうしたら抜け出せるの?

暗闇を引き裂け
背負ったその色彩は そう
日陰を見てきた証
現在を憂いゆく君はCROW

壮大な事件があったとしても
スパイスにしかならない
一瞬の痛みだけ
通過したら忘れ去られる

無意味な報道ばっかり騒いで
危険には気付かない

平穏を消し去れ
災いの前兆とともに
壊れていく日常へ
黄昏に舞い飛べ
黒き翼を強く打ち
私の目の前に降り立つ
遠い未来を
崩しゆく君は──CROW




+ + + + +

詩をお蔵出ししてみよう第三弾。
破滅の烏。
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by SSS-in-Black | 2006-09-19 22:25 | 【etc.】

【Harmonia】

駆け抜けていった坂道は
もう戻れないくらい遠く離れ

目指すものは同じだとしても
再び共に歩くことはないだろう

花が咲き 鳥が行き 夢が覚めても
残酷な世界は変わらずに
雲が過ぎ 雨が降り すべて流れたら
幻と気づけるのかな?

続いてく日々はいつの間にか
歯車を狂わせて消えて逝った

守るため手にした刃は
知らず知らず君に向けられていく

風が吹き 月が満ち 光 掴んでも
絶たれた気持ちは届かない
空が晴れ 時が経ち 命 尽きたら
やっと巡り会えるのかな?

時はときに冷たく ときに優しく
僕らを導く あるべき場所へ──

花が散り 鳥が去り 夢が覚めたら
真っ先に走ろう 君の元へ
風が止み 月が沈み 光 失っても
絆は命を惹き寄せる…きっとね




+ + + + +

詩をお蔵出ししてみよう第七弾。
昨年、十月頭くらいに書いたネタです。
タイトルは『ハルモニア』、ギリシア神話に出てくる不幸な女性。
運命のめぐりあわせというかなんというか、これ書いたきっかけがあはははは。

幻水orz
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by SSS-in-Black | 2006-09-19 22:24 | 【etc.】

【100-6】四季

そこに、ある森があった。


「寒い森ですね」

「近隣住民でも立ち寄らない森だ、ここは」

「…寂しい森ですね」


鬱蒼と。

陰鬱と。

森は暗く、そして深く。


「この森を抜けると、フィラータ、って国がある、けど、入ることは出来ない」

「…何故ですか?」


海路を行き、陸路を行き、様々な国を通過し、町や村を訪れた。

しかし、精霊がこのように断言したのは、これが初めてである。

行く先を拒絶するような発言は。


「あの国に四季は無い、寒いも暑いも無い、むしろ」


ひと呼吸置いて。


「心が存在しない」

「…?」

「あの国にいるのは、『魔導人形』と疲れ果てた民だけだ。だから行くな、無益以上に厄介だから」


ひと、ひと、ひと。

腐り始めた落ち葉や枝が、踏まれて悲しい悲鳴をあげる。

旅人はただ、歩み続ける。


「行くな」


それでも。


「いくな」


旅人は。


「イクナ」


歩き続ける。


「…」


意味のない 無駄な事だと 知りつつも 罪は誘う 止まることなく




+ + + + +


【ある森】…俗称『黒の森』、正式な名前は存在しない。昼も夜も無い、常闇の森である。

【フィラータ】…神国フィラータのこと。鎖国に近い状態にあるため、内部の詳細は不明。

【魔導人形】…魔力を糧に動く人形。フィラータにのみ存在する。


記憶があやふやだ、訂正あったらカモン。
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by SSS-in-Black | 2006-09-14 23:57 | 【100 title】

【100-5】故郷

そこに、ある旋律がいた。


それは、精霊の耳をくすぐる。

何の歌かはわからない。だが、懐かしいと思うのだ。

それが発されているのは、まさしく今の主の口。

美しい故郷を歌った詩。


彼は様々な世界を旅しているのだという。

そうでなければ、空から人が降ってくるなど、恐ろしい事態は発生しない。

あの時、海上に放り出されたままだったならば、彼は死んでいただろう、きっと。

たまたま通りかかった自分が、彼の襟首をくわえて風に乗せなければ。

…たどり着いた場所に問題はあったが、生きていただけで十分だ。


海風と 陸風に身を まかせながら 翼は歌う 遠い異郷を


沢山の物語のような体験。

この世界にあるもの、またはないもの。

その一部分かもしれないが、主は静かに語った。

残念なのは、それが目で見えないこと。

どんなに美しくても、醜悪でも、見てみたいという、際限のない欲望。


こんな欲まみれだからこそ、精霊達の末席にいるのかもしれない。

が。

それによって新しい感動か得られるなら、それもいいな、などと思ってしまう。


小さな精霊は、ゆっくりと目を開き、黎明の空を見上げた。




+ + + + +

【旋律】…メイザスがかつていたある世界で親しまれていた歌。故郷への想いを歌ったもの。

【末席】…フクはこんな事を言っているが、純粋な力だけならば上位の精霊となる。
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by SSS-in-Black | 2006-09-08 07:09 | 【100 title】